婚姻色に染まった雄の尺山女魚、37cm。
いよいよ渓流シーズンラストが近づいてきました。
この時期は何とか釣り納めをしたいと思っている方がほとんどではないでしょうか。
さて今回はそんな最後の釣行に挑むゲスト様をガイド。
ターゲットは里に棲む良型ヤマメ。
尺とはいかずとも良い魚に出会って終わりたい。
当日は雨が降ったり止んだりのローライトコンディション。
ヤマメ釣りには好条件です。
ひたすら良い瀬を中心に、可能性の高いポイントをランガンしていきます。
ルアーはミノーを中心としたミノーイングゲーム。
2つ目のポイントで2バイトありましたが残念ながらフッキングならず…
午前の最後のポイントで何とか1本。
天候のコンディションは◎なのですが、連日のプレッシャーは相当なもので、かなり難易度は上がっています。
チェイスは非常に少ない。
お昼を済ませ、昼からもひらすら撃ち続けます。
午後からも状況はあまり変わらずなかなかバイトが無い時間帯が続きます。
良いヤマメを釣るためには「忍耐」が必要。
以前にも書いたかもしれませんが、ヤマメ釣りはスキルも大事ですが、アングラーのメンタルが非常に重要。
大型ヤマメ自体数が少ない上に、相手は百戦錬磨のヤマメ達。
簡単に釣れる訳もなく、丸1日頑張ったが魚からの反応は得られなかったなんて普通です。
バイトも突然来るので、心の準備ができず慌ててしまってバレてしまったという話は良く聞きます。
この釣りはアングラーの精神力が非常に問われる釣りですね。
だからこそ一匹のヤマメの価値が高い。
ビジュアルだけでなく、釣りプロセス自体も魅力的なところが人気の理由なのだと感じます。
そしてその時は突然きました…
こ、、、、これは…
息を呑む美しさとはこんな魚をいうのでしょう！
見事な婚姻色が出ている雄の大ヤマメ。
これは40cmいったか！！と思いましたが、測ると37cm。
いやいやもうサイズではないでしょ！
この見事までの魚体。
バイトする瞬間を見ましたが、水柱が上がりました！！
胴体の色。
太さも半端ない！
尾鰭、尻ビレも発達しており、色も鮮やか。
ここまで色が出ている個体を見たのは初めてです！
もうホンマに美しすぎる…
ゲスト様としばしずっと見惚れていました。
こんな素晴らしい魚が鳥取にはいるんです！
鳥取の大自然に感謝しかないです。
ゲスト様もいつかは混色が出ている雄の大ヤマメを釣ってみたいとおっしゃていたので、
その夢が叶って本当に喜ばれていました。
そのお手伝いができて光栄に思います。
本当におめでとうございます！
これでますますヤマメ釣りにのめり込みますね。
その後はイワナ釣りに変更。
鳥取の源流域ではよく見られる苔むした渓。
入渓してまもなく釣れました。
大山イワナ系にみられる朱点の鮮やかな個体。
サイズも9寸ほどありました。
良いですねー☆
ピンスポットで狙っていきます。
最後はこのイワナで納竿。
Fさん、今回もお疲れ様でした。
また来シーズンもお待ちしております☆
カメラ：Nikon D5600、iphone11pro
レンズ:単焦点レンズDX 35mm 1:1.8G
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